イベント報告

★ウリポリウCafe 1回目 [2013.07.21開催]

  • 「ことばとあそぼう!no.1」
  •  ゲスト 郡山半次郎さん
  •  会場…はせみつこ宅
  •  開演時間…14:00〜16:00
  •  参加費…1000円(お茶+お菓子付き)小学生未満は無料

夏休みに入った最初の日曜日の午後、第1回ウリポリウCaféが開かれました。
はせさんが存命の時、はせさんを真ん中にしたことばのネットワークの場としてはせの会主催で開いていた「はせサロン」改め、「ウリポリウCafé」としてスタートした記念すべき日!
お子さんたちも含め25人の会員が代々木のはせさん宅に集まり、ことば ことば ことばを聞いて、楽しんで、語り合って、交わった3時間となりました。

【プログラム】
1.郡山半次郎さんのお話とことばあそび 「一緒にあそぼう!」
(参加者の方、紹介したい早口ことばやことばあそびうた、絵かき歌などありましたらお持ち下さい)
2.はせみつこ作品の映像鑑賞
3.ティータイム・歓談

1回目のゲストは郡山半次郎さん。
仮面座時代からのはせさんとの活動やはせさん丸秘エピソードをたっぷり話してくださいました。
はせさんと一緒に全国を回った、小・中学校公演では、はせさんはお姫様役?だったとか!昔からはせさんは時間があれば稽古をしている『稽古の鬼』だったそうで、せっかく地方に行ったんだからちょっとくらい遊びに行きたかったなあ・・・と本音も漏らされたり、初めて聞くお話もたくさんありました。

うりぽリウcafe1回目

仮面座公演の詩の舞台では、郡山さんもはせさんと一緒に蛙になって草野心平さんの
「勝手なコーラス」や「ごびらっふの独白」などをパフォーマンスされたそうです。
この日も、会員のリクエストに応え、郡山流「ごびらっふの独白」(蛙語、日本語訳共)を唱えてくださり、あの穏やかな郡山さんとは一味違った迫力のパフォーマンスに皆さん圧倒され、聞き入っていました。

その後は、お子さんたちもお待ちかねのことばあそびワークショップ。
郡山さんが描かれた素晴らしい『ことばあそびうた挿絵』に囲まれた部屋空間で、
郡山さんオリジナルのことばあそびうたや早口言葉、絵描きうたなどを参加者も一緒に楽しみました。

うりぽリウcafe1回目

大人も子どももオリジナリテイ豊かな絵描き歌作品などを描いて楽しんだ後は、はせさんの映像鑑賞。
今回は「しゃべる詩あそぶ詩きこえる詩」の中から何篇かと、「メニュー歌舞伎」や「も・もたろうの話」などのオリジナル作品でしたが、皆さん大笑いしたり、黙ってじっと見つめたり。この後の歓談のときに、誰もがはせさんの偉大さ、天才ぶりを語られ、口惜しい想いの吐露もありました。
歓談では会員お手製のクッキーとハーブテイを味わいながら、自己紹介も兼ね、これからお一人おひとりがやりたいこと、はせの会やウリポにやってほしいことなどが話される中、今の時代に(ことば)あそびが果たす役割の大きさを皆が再認識しました。
「はせさんが遺された作品・仕事から創造し、ひろげていこう」「まだ出会ってない人たちに届け、繋げていこう」といった熱い思い、ことばが飛び交い、はせさんの夢、意志を継ぎ、未来に向けて繋いでいく場としての「ウリポリウCafé」スタートを実感!しました。

郡山半次郎(こおりやまはんじろう)profile
言葉遊びの詩人・朗読・オブジェ作家
1939年生まれ・本名(康貴)
1965年・『劇団仮面座』月例《詩の朗読》を開催。 詩の朗読の道をひたすら歩き 続けている。
1978年・波瀬満子、谷川俊太郎、他の『ことばあそびの会』の活動に参加して、ことばあそび唄の創作、絵本出版、ステージ《ことばとあそぼう》巡回公演に出演。
現在は、「半次郎ひとり旅」と題して、手作りステージを創り続けると同時に、小学校での『ことばの教室』を行っている。

絵描き歌

「ひひひのひのひ」(「へのへのもへじ」の後継者)

ひひひのひ

ひとつひをかいて
もひとつひをかいて
ひがくれた
ひひひ のっぺらぼう
ののじをかいて
ひるねして
もひとつののじで
またひがくれた
ないしょだよないしょだよ
ひひひのひのひ!

「まーるいテーブルに・・」

まーるいテーブルに・・・

まーるいテーブルに
あしをつっこんで
おおきなおとこがゆめみてる
うめぼしふたっつたべよかな
そこへダイナマイトが
ふってきて
ドカンといきなり
はれつした
あわてて ひっくりかえせば
なーんだ なんだなんだ
いたずらこねこちゃん